2007年04月01日

上手に心身のリフレッシュを

全国で64万人もの人が、診断を受けているという自律 神経失調症。気づかな
いで過ごしている人は、その10倍もいるといわれています          
                                    
 これは戦後生まれの現代病で、症状は人によってさまざまです。例えば、突然
のめまいから動悸、そして酸欠状態で倒れてしまったという人もいるのです  
                                    
 「このまま死んでしまうのかしら」と考えたほどでも病院の検査では体に異常
は見つからない11これが自律神経失調症なのです             
                                    
 運動会や遠足の前に下痢をしたり、風呂上がりに立ちくらんだりするのは、自
律神経の乱れによる体のSOSサインといわれています           
                                    
 体には異常がなくても、極度の緊張やストレス、疲労などによって、自律神経
が乱れ、このような症状を引き起こすのです。これを見逃していると、恐ろしい
自律神経失調症になってしまいます                    
                                    
 複雑な人間関係や厳しい不況など、何かとストレスの多い現代を生きていくた
めには、自律神経のメカニズムを知って、上手に心身のリフレッシュをすること
が大切といえそうです。                  

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2007年04月02日

自律神経とは?

 自律神経は、人が持つホメオスタシス(恒常性維持機能)の、大部分を担って
います。つまり、自分の意志に関わらない呼吸、心拍、循環、消化など、生命を
維持するために必要な、根源的働きをつかさどっているわけです。      
                                    
 自律神経はそのときの状況にうまく体を適応させるために、体の内外からの情
報や刺激に対して、自動的に作動します。例えば、寝ている問も呼吸が止まらな
いというのも、自律神経の働きのひとつなのです。             
                                    
 全身に張りめぐらされた自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2つ
があります。この2つを使い分け、脳の中の視床下部から出された指令を、あら
ゆる臓器、器官に伝え、コントロールしているのです。           
                                    
 すべての動物に自律神経はありますが、感情を持つ高等動物ほど、その重要度
は高まります。特に人間はコントロールがうまく作用しないと、環境の変化に対
して十分な反応をしない、または過剰に反応してしまうのです。

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2007年04月03日

血流ルートを司る交感神経の働き

 指令ルートのひとつ、交感神経は主に血流ルートをつかさどっています。心臓
を起点として、脳から手足の末端まで全身に張りめぐらされた血管を調節してい
ます。                                 
 必要なところに必要な量の血液を送ることによって、           

 ・ 呼吸・心拍数                           
 ・ 脳への血流                            
 ・ 体温や汗の量、                          
                                    
などを調整しているのです。                       
                                    
 ところが働きすぎや慢性的なストレスなどで、心身の緊張状態が続くとこの調
整が乱れ、                               
                                    
 ・ 動悸・息切れ・呼吸困難                      
 ・ 頭痛・めまい・立ちくらみ                     
 ・ 冷え性・肩凝り、                         
                                    
などを引き起こします。                         
                                    
 冷え性の女性の場合、70~80%ぐらいは自律神経の            
変調によると考えられています。また肩凝りの女性の半数以上が、自律神経に何
らかの変調があるともいわれています。                  
                                    
 このように身近な体調不良も、交感神経の調整ミスが原因であることが多いの
です。                          

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2007年04月04日

副交感神経は消化系の働きをコントロール

 もうひとつの指令系統、副交感神経は主に消化ルートを担っています。つまり
食事、消化、排泄と続く食べ物の流れに関する指令を出しています。     
                                    
 食事をすると、自動的に消化活動が始まり、胃や腸の働きが活発になりま大副
交感神経が、胃液の量や腸の嬬動を調節することによって、より効果的に栄養を
吸収しようとするのです                         
                                    
 交感神経が体の活動を助けるように働くのに対し、副交感神経は内臓や器官を
リラックスさせて、エネルギーを保存する役割を果たしています。交感神経は緊
張したときに作用し、副交感神経は、体力を回復するときに作するというわけで
す。                                  
                                    
 副交感神経がきちんと働くためには規則正しい食事、睡眠や休憩が大切です。
 これらが十分でないと、副交感神経の機能がダウンし,神経の緩和不足へとつ
ながるのです。      
                                    
 この状態が長く続くと、消化ルートに乱れが生じます。そして、胃もたれ・吐
き気・食欲不振・便秘・下痢腹痛など消化器系の症状が現れてきます。    

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2007年04月05日

不定愁訴は自律神経のSOS

 このように、自律神経の乱れからくる体調不良は、総称して「不定愁訴」と呼
ばれています。これは、検査をしても臓器の機能自体には異常が見られないのに
、不定期、不規則に、体のあちらこちらで体調不良が起こるというものですJ 
                                    
 自律神経は体中に張りめぐらされ、さまざまな臓器や器官に影響を与えている
ため、その不調も人によってまちまちとなります。体全体がだるい場合もあるし
、お腹が痛くなることもあります。息苦しい、頭が痛いなどというケースもあり
ます。                                 
                                    
 また、いつも同じように症状が現れるわけではなく、ひどくなったり、軽くな
ったりすることもあります。そしてそれは、確定的な症状ではないため、人には
説明しにくいものなのです                        
                                    
 これらの症状は重なり合って現れることも多く、血流、消化の二大ルートにま
たがって起きることさえ、珍しくありません。例えば、血流ルートの症状である
冷え性、肩凝りと同時に、消化ルートの症状である胃腸障害などが重なっている
人は、要注意です。このような人の多くには、自律神経の反応テストで何らかの
変調が見られています。                         
                                    
 このように、極度の緊張やストレス、疲労などによって乱された自律神経は、
不定愁訴という形で私たちにSOSを発信します。             
                                    
 不定愁訴は放っておくと習慣化し、恐ろしい自律神経失調症へとつながってし
まいます。                        

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2007年04月06日

自律神経の機能低下の原因

 自律神経のバランスを保つためには、日常生活のリズムを崩さないことが大切
です。                                 
                                    
 日の出とともに働き、日が沈むと眠るというのが太古の昔からの生体リズム。
人間の体は起床から12時間を目安に、交感神経優位から副交感神経優位へと切り
替わるようにできています。それに逆らって夜更かしをしたり12時間を超えて仕
事や作業を続けるのはオーバーワーク というわけです。          
                                    
 生活のリズムが崩れ、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかないと、
自律神経の機能は低下してしまうのです                  
                                    
                                    
1)過剰な緊張                             
                                    
 自律神経の機能低下の原因のひとつに、過剰な緊張が挙げられます。これは、
交感神経の働きすぎによるものです。                   
                                    
 例えば、通勤ラッシュでドキドキしたり、渋滞にはまってイライラしたりとい
うのは、交感神経が働いている状態です。クヨクヨ悩みすぎたり、必要以上にビ
クビクする状態が続くのも緊張の過剰へとつながります。          
                                    
 体だけではなく、心の緊張過剰からも、自律神経の機能低下は起こります。 
                                    
                                    
2)緩和の不足                             
                                    
 緩和の不足、つまり副交感神経の機能低下によっても自律神経は乱されます。
                                    
 食事の時間が不規則だったり、食事をしながら仕事をしている人は要注意。
 睡眠不足や、テレビをつけたままのうたた寝など、きちんと眠らない人もまた
問題です。きちんと食べなかったり、十分な睡眠や休憩を取らないと副交感神経
の機能は低下し、消化ルートに乱れが生じます。              
                                    
 これが緩和の不足による、自律神経の変調であり、腹痛や下痢などの不定愁訴
を引き起こす原因となるのです。              

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2007年04月07日

緊張と緩和のスイッチング上手になる方法

 次に,日常生活の中でできる自律神経失調症の予防法を考えてみましょう。
                                  
 自律神経を正常に機能させるためには、交感神経と副交感神経の切り替え、つ
まり緊張と緩和のスイッチングを上手に行うことが重要です。        
 では、切り替えのタイミングはどれぐらいが適当なのでしょうか。     
                                    
 本来、人間の体は朝起きて、昼間に活動し、夜になると体を休ませるようプロ
グラミングされているわけですから、まずな」の自然のリズムに生活を同調させ
ることをおすすめします。                        
                                    
 次にもうひとつのポイントは、一日3回の食事を規則正しくとることです。決
まった時間に食事をすることによって、副交感神経が活発に慟いて胃腸をベスト
の状態にしてくれるのです。                       
                                    
 また、連続作業の目安は1時間までといわれています。例えば、羽田空港の管
制室では出発管制と到着管制を1時間交代にしています。また、NTT番号案内
では60分作業すると10分休憩としているそうです。労働省指針でも、VDT作業
(パソコンなどの端末機を使って行う作業)60分につき10~15分休憩となってい
ます。                                 
                                    
 このように、緊張と緩和のスイッチングには、睡眠のリズム、食事のリズム、
活動のリズムと、それぞれタイミングが肝心なのです。           
                                    
 あなたのライフスタイルは、あなたのカラダにとって自然ですか?    

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2007年04月08日

飲み物で自律神経をリラックス

 忙しい現代社会の中では、いくら十分な休憩が必要だとわかってはいても、な
かなか長い時間は休めないものですよね。                 
                                    
 そんなあなたには、休憩モードに入りやすい麦茶や杜仲茶がおすすめです。カ
フェインは交感神経を刺激するので、休憩にはカフェインゼロの麦茶などがいい
でしょう。                               
                                    
 また、杜仲茶は″不老長寿の仙薬・貴薬″とも呼ばれ、リラックス効果がある
といわれています。これは杜仲茶の葉に含まれる固有成分のうち、イリドイド配
糖休に含まれるギニポシド酸に、副交感神経を活発にし、血圧を下げる効果があ
るからです。リラックスの下地を提供してくれる杜仲茶は、休憩時間の必須アイ
テムといえそうです                           
                                    
 反対に、カフェインを多く含むコーヒーや紅茶は、リラックスにはあまりオス
スメできません。                            
 カフェインには眠気を覚ます効果があることは、誰もが知っていると思います
が、それだけではありません。判断力や記憶力といった学習能力を高める働きも
するのです。また作業能力が増大して、疲労を減少させるともいわれています。

                                    
 ですから、コーヒーは朝食のときや仕事始めに飲むのがよいのです。    
                                    
 もうひとつ効果的なのは、大きく一息「あ~っ!」と息をゆっくり吸って、ゆ
っくり吐く、これには交感神経の緊張を解いて、副交感神経を活発にする効果が
あるのです。

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2007年04月09日

睡眠によるリラックス

 一日の中で、最も副交感神経が働く時間が睡眠です。時間の長さだけでなく、
質の高い「緩和=睡眠」が必要といえます。                
                                    
 そのためにはまず食べてすぐ寝るのは厳禁です。胃に食べ物が残っていると、
眠っていても胃袋は働き続けなければなりません。これでは睡眠の妨げになって
しまいます。食べて3時間が消化の目安です。               
                                    
 また、いかにうまく睡眠に入るかということも重要なポイントです。それには
どのような方法があるのでしょうか。                  
                                    
 まずは入浴です。心地よい睡眠へと導いてくれるはずのお風呂も、入浴方法を
間違えるとかえって逆効果。                       
                                    
 熱いお湯は、血圧が急激に変化するので、交感神経を刺激してしまいます。副
交感神経には37~40度くらいのぬるめのお湯に、ゆっくり30分ぐらいの長風呂が
効果的です。                              
                                    
そして体の火照りをとってから寝ると、さらに睡眠に入りやすくなります  
                                    
 寝る前の一杯-ナイトキャップも、切り替えスイッチのひとつといえます。 
                                    
ところで、どんなお酒が適しているのか知っていますか?         
                                    
 酔える程度の適度なアルコール(15度)、眠気を誘う甘い昧、そして鎮静効果
のある香り…ずばりおすすめはピーチリキュールです。           
                                    
桃の香りには脳をリラックスさせる働きがあり、すっと眠りに導いてくれます。消化ルートを剌激しないよう、ストレートではなく、ぬるめのお湯割りにしまし
ょう。アルコールの苦手な人は、ホットミルクが眠気を誘います。     

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2007年04月10日

良いストレスと悪いストレスのお話

 ストレスとは、刺激によっておこる体の防御反応のことです。ストレスという
とどうしても悪いもののような気がしますが、中には良いストレスもあります。
                                    
                                    
 例えば、スポーツをした後の疲労感を、心地よいと感じる人もいれば、不快と
感じる人もいるでしょう。心地よいと感じる人にとって、それは良いストレスな
のですが、不快と感じる人にとっては悪いストレスなのです。        
                                    
 つまり、良いストレスと悪いストレスは、人によってとらえ方はまちまち、千
差万別なのです。                            
                                    
 また同じ人にとっても、良いストレスがいつも良いストレスであるとは限りま
せん。ある人が趣味を評価され、仕事の注文が来たとします。そのために徹夜を
して疲れましたが、爽快な疲れでした。これが良いストレスです

                                      ところが、あまりにも仕事が増えたためにいつもイライラし、楽しいとか嬉し
いと感じることがなくなりました。これは、不快なストレスに変わってしまって
いるのです。では仕事が少なければいいかといえば、そうではありません。今度
は仕事が少ないことに不満を感じるでしょう。これも悪いストレスです。   
                                    
 このように、良いストレスでも状況が変われば、悪いストレスにもなります。
良いストレスと、悪いストレスはいつも隣合わせなのです。         
                                    
 私たちにとって大切なことは、ストレスとどのように付き合うかということで
す。不快なストレスを感じたら、まずはリラックスして見方、考え方を変えてみ
ましょう。                               
                                    
 一番問題なのは、悪いストレスに気がつかないでいることです。そのためには
毎日の生活をチェックしておく必要があるでしょう。           

 最近、何もかもが億劫だとか、漠然とした不安感で眠れない、などということ
はありませんか。あまりにも仕事にばかり夢中になっていると、意外とストレスの量は増えているかもしれませんね。     

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2007年04月11日

自律神経6カ条

1)自律神経は生命を支える指令機関                   
  これが乱れると、体はSOSのサインを発信する。           
                                    
2)交感神経は血流ルートを担当。                    
  変調を起こすと、動悸、めまい、肩凝りなどに。            
                                    
3)副交感神経は消化ルートを担当                    
  変調を起こすと、胃もたれ、便秘、下痢などに。            
                                    
4)不定愁訴とは、自律神経の乱れによる体調不良。            
  不定期、不規則に重なり合って現れることが多い。           
                                    
5)交感神経と副交感神経のバランスが崩れると、             
  自律神経の機能は低下                        
                                    
6)緊張と緩和を上手に切り替えるためには、               
  自分なりのスイッチを持つことが大切          

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